赤坂眠眠(みんみん)は餃子の店として有名だ。赤坂というと高級店を思い浮かべるが名前のとおり町中華の店だ。餃子を酢コショウで食べるのスタイルを日本で初めて提案した店として知られている。
行ってみると高級車ベントレーが駐まっている住宅街の路地裏にあるレトロな雰囲気のお店だ。駅からは約15分と遠いが、不便なところにある店ほどうまいはずだ。
餡と皮の間に空洞があるのは珍しいが、餡の量が少し控えめなのがかえって濃密な感じがして味わいを増しているように思った。
酢コショウは、個人的には酢がそれほど好きでないので特に感動はしなかったが、珍しくてこれもありだなと思った。
ドラゴン炒飯はニンニクの風味があるがしつこくはなく、クセのない炒飯だ。スープ、ザーサイとの相性が抜群で、ややパラパラ感のある正統派の王道を行く炒飯だ。
最近、あちこちの炒飯を食べ歩いている最中なので、評価はもう少ししてから決めたい。
次は目黒不動前の「中華 味一」と元町中華街の「清風楼」の炒飯を食べに行こうと思う。
おばちゃんが親切で、酢コショウを作ってくれた。「食べきれなかったら持ち帰りできますよ」と言われたが、完食してしまった。いかにも町中華らしい雰囲気がナイスだ。
この分だと何を食べてもおいしそうなので、次回は麵を食べに来たい。
ドラゴン炒飯¥750、餃子¥700で庶民的。
帰るときに気が付いたのだが店頭に餃子の自動販売機があった。こういう店が近くにあるといいのにと思ってしまった。
ザーサイがおいしい。しかも食べ放題だ。
この店はリピート有りだ。
《参考情報》
《餃子に関するうんちく》
日本に餃子が伝来したのは、江戸時代に入ってから。1689年に「福包(ふくつつみ)」という鴨肉の餃子が徳川光圀に献上されたとしています。当時は鶏や牛などの肉食が禁止されていたこともあり、庶民の間では普及しませんでした。また、肉食が解禁された明治時代以降も餃子はあまり目立たず、中華料理を紹介する本でも蒸し餃子や水餃子がわずかに紹介されるだけでした。
第二次世界大戦以降、満州で生活していた人々が日本に移住したことを機に状況は一転。全国各地で餃子を再現する家庭や、餃子を取り扱うお店が増え、少しずつ日本に定着していきます。
餃子には元々安価で手に入った羊肉の成肉を使っていました。通称マトンと言われており、匂いがきついのが食べにくい肉です。この匂いを消すためにニンニクを上手に使った餃子を始めたのがきっかけで、日本の餃子はニンニクを使うようになったと言われています。
旭屋出版の”フードマニア”から一部引用
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