堅物なヒーローが囲碁を武器に死闘を繰り広げる、疑心と陰謀渦巻く愛と感動のリベンジ・エンタテイメント
「碁盤斬り」を観て今帰ってきたが、なかなか良かった。碁が好きな人はことさら楽しめる映画だと思う。落語が原作らしいが、映画を観て脚本も演出も素晴らしいと思った。ただ、平日の午前中とはいえ映画館(六本木ヒルズTOHOシネマ)がガラガラだったのは、ちょっと残念であった。TVの情報番組では草彅剛が好演だとかなり取り上げられていたのに。
クライマックスの場面で「碁番斬り」の意味が初めてわかるというのもよくできている。一緒に行った家内は碁を全く知らないが「極悪人が出てこない時代劇は珍しい。面白かった」と言っていた。
萬屋源兵衛の「碁で貪るものは成功しない」といった意味のセリフがあるのだが、そのフレーズが気に入ったので正確に覚えようと思ったのだが、帰ってきたらもう忘れていた。こりゃ、だめだ!
いずれにせよ、私自身は囲碁を大切な老後の趣味として、これからもっと心を一つにして取り組んでいきたいと思う。
《碁が好きな方へ》
藤沢里菜さんがちらっと映ったのは分かったが井山さんは発見できなかった。左手に注目していたのだが‥‥
いきなり「石の下」がでてきたのは面白かった。「ここは見合い‥」という呟きもあった。
盤面の戦局はリアルだったが、碁の監修は高尾紳路九段となっていた。話は違うが、昔の碁石は平たく薄ペラだったのですね。初めて知りました。
《この映画の紹介サイト》
公式サイト:https://gobangiri-movie.com/
あらすじ、ネタバラシ:https://ciatr.jp/topics/329788
【加藤正人×藤沢里菜】対談:https://www.youtube.com/watch?v=t6lNmoadx1o
7/6追記 内田祐里先生にお願いしてメモして来てもらいました。
萬屋源兵衛の台詞
「貪れば勝ちを得ず。己の利だけを貪れば勝負に勝つことはできない」
《予告編で私が気になったTOHOシネマの映画》
●もしも徳川家康が総理大臣になったら 7/26公開
●八犬伝 10月公開
●ライド・オン 5/31公開