年取ると昔のことが懐かしくなるものだが、子供の頃に近所の家の庭先に朝顔が咲いていたのに最近は全く見かけなくなったことが気になっていた。
「朝顔市」があることは知っていたので、今年7月6日に思い切って早起きして一人で行ってみた。そして鉢を買ってきたことは既にブログに載せたとおりだ。https://danjyurou3.blogspot.com/2024/07/blog-post_7.html
今年の夏も暑くてどこに出かける気にもならず、だらだらと家で過ごしたが、例年と違ったのは、アサガオを毎日観るのが唯一の楽しみだったことだ。
朝顔市で買った鉢と通販で買った鉢の2つをリビングの外のテラスに置いて毎日水をやって育てた。
朝顔の良いところは、花が毎日咲いてはしぼみ、また翌朝に別の色・形の花が咲くところだ。2つの鉢は全く色や形の違う花が咲いたのでそれも楽しかった。
店の人からは、うまく育てれば9月まで咲きますと言われたが、確かに今も毎日ではないが咲き続けている。これで一鉢2500円は安い。
いずれにせよ楽しかったので、来年は種から育てて家のフェンスにつるを巻き付けるようにして花を咲かせようと思っている。
初めての経験だったがとても良かったし、また来年新たな取組ができそうなのがうれしい。
早速、「大人が楽しむアサガオBOOK」という本をAmazonで取り寄せた。
調べたところ「東京朝顔研究会」というのがあってイベントや講習会などをやっているようなのでこちらも要フオローだ。https://www.tokyoasagao.com/
来年は此処に!
【国立歴史民族博物館 「伝統の朝顔」展より】
朝顔は古くから多くの人々に親しまれてきました。特に江戸時代以降、文化・文政期、嘉永・安政期、明治・大正期など、繰り返し朝顔ブームが訪れ、変化朝顔とよばれる、朝顔に見えないような多様な形の花と葉を持つ朝顔が創り出されてきました。特に、朝顔は一年草であるにも関わらず、種子を結ばない変異も種子によって維持してきたことは世界的に見ても特異なもので、幕末の嘉永・安政期にはきわめて多くの品種が創り出されていたようです。
しかし、大正期以降、現在でも広く栽培されている大輪朝顔の栽培が盛んになる一方、変化朝顔の愛好家は次第に減少し、第二次世界大戦後の変化朝顔はわずか数名の愛好家によって維持される状況になりました。幸いなことに、江戸期に起源を持つ変化朝顔の変異の多くは、愛好家や研究者の努力によって現在まで維持されているのです。そこで、江戸時代以降の独創的な知識と技術を駆使してつくり上げられた伝統の朝顔を広く知っていただき、人と植物との関わりを見るべく、当苑では1999年以降、歴史資料としてこれらの朝顔を展示してきました。
https://www.fashion-press.net/news/75115