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from 2023.01.01
シニアライフをアクティブに楽しみたいと思い、趣味、生活、健康、世相について面白いことや役立つことを発信してゆこうと思い立ちブログを始めました。読者は同世代の友人を想定していますが、この場を通じて交流が深まれば幸いです。
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2024年6月27日木曜日

★今さらなのだが「ふるさと納税」について勉強してみた。

 昨日のゼミ同期とのZoom飲み会で「ふるさと納税」が話題になったが、実際にやっているのは8人中2人だった。私もやったことはなく、年金生活になって大した税金を払っていないので、関心も少なかった。

この際、やるやらないは別として知っておこうと思って調べてみた。













友人のS君は12月になると3万円を払って岐阜のある市から飛騨牛を返礼品として受取り正月のご馳走にしているとのこと。
この事例で考えてみよう。

まず注意しなければいけないのは<条件>だ。年収や家族構成によって上限額が異なるのでそれを知っておく必要がある。
S君の年収を仮に350万円以上だとすると3万円の寄付は単身なら上限額の範囲におさまる。ただし寄付額をこれ以上増やそうとすると得をしないことがあるので注意が必要だ。

S君は3万円を寄付して確定申告すると2万8千円税金が還付される。
返礼品は還元率はかなり幅があるが飛騨牛の還元率が80%の24000円だと仮定すると、実質2000円の負担で24000円の品をゲットできたことになる。22000円の得だ。

つい最近のニュースでも総務省が返礼品の過当競争を抑制するために還元率の上限を統制していることを報じているが、この制度上の還元率とは一般市民が考える還元率とは異なる。











《私なりの結論》

個人として:少額納税者の私でも2~3万円程度の寄付であれば2千円の負担ですむので寄附行為はもっと積極的にするべきだと認識した。

国として:大都市と地方の税収の格差を平準化して地方を支援するのは良いことだと思う。確かに返礼品の競争は行き過ぎたところはあるが、制度を広く定着するには効果があったように思う。但し、国(総務省)やマスメディアは、もっと寄附行為の意味や仕組みを国民に知らしめることに努力すべきだ。殆どの人が返礼品だけに注目していて意義や仕組みのことは理解していない気がする。

日本は欧米諸国と比較して「寄付」が根付いていないのは残念だ。最近は寄付よりもクラウドファンディングの方が徐々に浸透しつつある。尚、クラウドファンディングの中でリターンがない「寄付型」の場合は寄付金控除が受けられるらしい。

寄付金控除の仕組み:https://advisors-freee.jp/article/category/cat-big-01/cat-small-01/4846/


《ふるさと納税に関するデータ》




《補足》

ふるさと納税は12月に行うと良いという説明を見ることがありますが、寄付および税額控除は暦年で通算されるので、いつやっても同じです。12月というのはその年に未だやっていない人にとっては権利確保の期限になるため駆け込みで行う人が多いだけです。

ひとつ注意した方がよいのが、地方特産品で1次産品の場合は通販価格が現地で直接購入するよりかなり高い値付けになっていることがあるということだ。例えば、北海道仁木町のさくらんぼは現地の農園の直売所で買うと600gパックが1000円程度だが、ふるさと納税返礼品だと1万数千円になっている。クール便の費用を考慮してもあまりにも違うのでびっくりする。品物や時期によっても事情は異なるのだろうが注意が必要だ、

ワンストップ特例制度を利用すると確定申告が必要なくなる。ふるさと納税の控除がきちんと行われているか確認したい時は、「住民税決定通知書」をチェックするとよい。https://www.satofull.jp/static/onestop.php?utm_source=microsoft&utm_medium=cpc&utm_content=text&utm_campaign=Microsoft_normal_Y&msclkid=96f1ff9d175b1d140ea29918a8b2ca0f







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