補選が終わった。「投票に行かない有権者が6割」「支持政党なしが4割」という現実がわが国の最大の問題だ。これを「解決すべき課題」として声高に訴える政治家もメディアも殆どない。自民党の醜態が選挙結果に反映されて、かろうじて民主主義のメカニズムは働いてはいるが、将来へ向かって前向きに作用してはいないと思う。
日本の平均投票率は53.68%で世界145位。知ってました? 90%超の国が11カ国、80%超38カ国、日本は韓国より下。せめて英国・台湾並の67%程度はあって欲しい。3位のシンガポールやオーストラリアは投票しないと罰金で、18位のスウェーデンは“12歳から模擬投票“を実施している。日本は海外の選挙制度から学ぶことはないのか?
国政選挙投票率ランキング - 世界事典 (theworldict.com) https://theworldict.com/rankings/voting-rate/
「投票率」日本は世界139位 高い投票率の国には意外な理由が…“シルバー民主主義”では「活力低下」に|FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/258812
「自分が投票して世の中が変わるって言う感じがしないですね」という人の意識を変えるのは極めて困難。「選挙システムの大変革」を通じて行動を変えさせるしかない。問題もはあるだろうが、ドメイン投票(未成年の子供の投票権を親に付与する)やネット投票などを時間をかけて検討する必要がある。
実験から探るドメイン投票方式の有効性とその課題 https://www.kochi-tech.ac.jp/library/ron/pdf/2014/03/14/a1150478.pdf
0 件のコメント:
コメントを投稿