円安、円安と騒ぐけれど円安はわが国にとって実はメリットの方が大きい。何故なら外為会計で財政改善をする絶好のチャンスだからだ。
メディアでは殆ど報道されていないが、わが国の外貨準備量は先進諸外国と比べ異常に多い。
2008年頃に1兆ドルを超えた頃に保有額を減らすべきという論調があったが、今は1兆4千億ドルに膨らんでいる。これはG7諸国の4~13倍で9割が外為特会計なのだ。これをドイツ並みにまで減らせば莫大な差益がでる。
円安によるガソリンと電気代の高騰が経済を圧迫しているのは確かに問題なので、政府は差益の一部を使ってここに集中的に対策すればよい。
2022年頃に国民民主の玉木雄一郎(元大蔵官僚)がこのことを指摘して多少話題になったが、その頃よりさらに円安になった現在、これを指摘する評論家や政治家が殆どいない。
財務官僚が陰で計画的でやっているのであれば心強いがその様子もなく慎重だ。過大な円安介入は物議をかもすので、時間をかけてコツコツと計画的にドルを売って外為会計に貯めこめば国民のためになると思うのだが。
日本の外貨準備が1兆ドル超え(2008年)https://imidas.jp/jijikaitai/a-40-032-08-06-g008
日本の外貨準備は1兆4000億ドル(2021年末)https://www.tokyo-np.co.jp/article/211227
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