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from 2023.01.01
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2023年2月16日木曜日

★ 雨男・雨女の話(天気シリーズ第3弾)


 『雨男・雨女とは』

雨男・雨女・晴れ男・晴れ女とあるが、起源はどうも雨女のようだ。雨女とは、雨を呼ぶとされる日本の妖怪。

鳥山石燕による妖怪画集『今昔百鬼拾遺』(江戸時代)に「雨女」と題した画があり、解説文には「もろこし巫山の神女は 朝には雲となり 夕には雨となるとかや 雨女もかかる類のものなりや」とある。

小説では、石川達三の或る雨をんなの肖像』、佐藤愛子の『朝雨女のうでまくり』などがある。

画像は三菱1号館美術館に収納の歌川芳幾作『百物語 雨女』




では身近なところでどうなっているかと言えば、私の母は「晴れ女」で旅行やお出かけのとき殆ど晴れだった。私の娘は「雨女」で小学校遠足6回のうち4回が雨だった。私はどうか言えばその娘が生まれてから位からは「雨男」で、ゴルフでよく雨を降らして仲間から嫌がられた。初めて家を新築した時の地鎮祭には朝に夕立のような雨が降った。日常でも、家からでると雨が降る、電車から降りると雨が降る。「リアルタイムの雨男」と自虐的に自慢していた。それが定年後に激変したのだ。「晴れ男」になった訳ではないが、雨からきわどく逃れる天気運になった。出かける日の早朝や次の日は雨だが当日はかろうじて曇りなのだ。ゴルフの時、午前・午後のラウンドは雨が止んだが、ゴルフ場への行き帰りと昼休みだけ雨がかなり降ったことが2回もあった。最近では私がティーグランドに立てば雨がやむと豪語している。
私の話はさておき、タモリは絶対に「雨男」だと思う。ブラタモリという番組を長年に亘って見ているが、いつも傘をさしている。収録で本当によく雨が降るのだ。

『雨女・雨男になるメカニズムを解明する』とい面白い記事を見つけたので紹介する。

人間の脳は、自分の仮説が合っていたとき、重要なことのように思い込みます。つまり「当たったパターンだけ」を記憶に残していくのです。また、自分の信念に合っていると、事実と認識してしまいます。これを確証バイアスと言います。確証バイアスは、誰にでも起こります。科学者や警察官ですら、自分の意志とは関係なく、都合の良いデータを集めてしまうのです。人間は、出来事の意味を探し求めるとき、十分な情報がなければ、信念に基づく推測で埋めていきます。

占いにしても、似たような現象が起きます。自分にも当てはまることが混じっているだけで、当たっていると納得してしまいます。実際は、誰にでも当てはまるようなことを言われているだけなのに、信用してしまうのです。これをバーナム効果と言います。雨か晴れかは、必ずどちらかに当てはまります。誰にも当てはまることで、社会に蔓延しやすくなるのです。これが迷信の生まれるメカニズムです。

確証バイアスとバーナム効果により、雨女・雨男が生まれるのです……とのこと。
うーん、その通りかも知れないが、私は「雨男」「雨女」は絶対にいると思う!

話は興味深いが全部は紹介できないので以下を見てください。




では問題となる『雨の降る確率はどの位なのだろうか』調べてみた。

初めて知ったが、気象庁が示す雨の日の定義が2種類あるのだ。「降水日」というのは日降水量が1mm以上の日で「雨日」というのは日降水量が10mm以上の日なのだ。
降水日数の全国平均値は年120.3 日で、雨日の全国平均は年47.6日だ。
随分違うが、計算すると降水日は33%が雨、雨日が13%が雨なので、雨日の方が何となく人間の感覚に近い気がする。
都道府県ランキングは以下のとおり。

     「降水日」   「雨日」
石川県 194日(1位)   81日(1位)
東京  108日(25位)  45日(25位)
岡山県   85日(47位)   ---
長野県   ---      31日(47位)

県別に見るとかなり違う事がわかった。最下位はトップの半分以下しかない。
東京は中庸だ。
尚、これらのランキングデータは年によって変化するのでお断りしておく。

年間快晴日数ランキングは
埼玉県 64日 (1位)偏差値79.2は凄い
静岡県 51日 (2位)
東京都 46日 (5位)
沖縄県   7日 (47位)

埼玉については埼玉県人から聞いたことがあるので知っていたが、沖縄の最下位というのは意外だ。晴れはあっても快晴が少ないのかもしれない。
因みに私がよく行くゴルフ場は埼玉県東松山市だ。


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