10月10日は晴れの特異日と今まで信じてきたのだが、そうではないらしい。天気についてネットで調べているうちに「特異日」にたどり着き、その事実を、今日初めて知って驚いた。
特異日とは、その前後の日と比べて偶然とは思われない程の高い確率で、特定の気象状態が現れる日のこと。特異日に関する研究は1920年代にドイツの気象学者が初めて行った…とのこと。
【日本(主に東京)の特異日の例】
晴れ 1月16日、3月14日、6月1日、11月3日
雨 3月30日、6月28日、7月17日、9月12日
花冷え 4月6日
猛暑 8月18日
台風 9月17日 、9月26日
「10月10日が東京の晴れの特異日であったことから、1964年の東京オリンピックの開会式の日に選ばれた」と言われているが、10月10日は統計的に晴れが多い日とは言いがたい…とのこと。仮に晴れが多くてもその前後の日と確率が変わらなければ特異日ではないらしい。そう言えば昨年の10/10は朝小雨がパラつき1日曇天だった。ツアーに出かけたのでよく覚えている。
晴れの特異日とされる文化の日(11月3日)は、第2次世界大戦前は確かに晴天の回数が多く、特異日であったが、1950年代から1960年代初めにかけてはしばしば雨になり、気象学関係者の間では特異日から外す意見もあった。その後持ち直し、晴れることが多くなっている。
よく「大学入試センター試験の行われる日は雪の特異日」と言われているが、それは雪が降りやすい時期であり、降雪があるとニュースになるため記憶によく残るだけで、気象学や統計学的には天候に特定の偏りはないため、実際には特異日ではない。東京ではセンター試験が開始された1990年から2013年までセンター試験当日に降雪があった日は僅か5日しかない…とのこと。
《出所:ウィキペディア》
私はゴルフをやるので天気予報を気にしたり、雨雲レーダーを見ることは多いが、天気に関してはまるで素人だ。それでも調べてみるといろいろ面白いので、今後このブログで取り上げていきたい。
今回は「特異日」がテーマだが、今後「雨男雨女」「天気予報の仕組みと的中率」などを予定している。
尚、Kindleで以下の本を手にいれたので、勉強してみよう。
1 件のコメント:
この特異日、東京基準との事。
天気は西から東へ移る問ことからすると、大坂・京都、さらに福岡(博多)、
少しずれがあるのでしょうか?
世界基準による日本の時差は明石を基準とすると、???
野球選手の得意日は?等々、くだらない世界を考えたりしながら、
気象の特異日、拝読しました。
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