ウオーターサーバーを初めて設置してみた。レンタル料、設置料など機械そのものの経費は不要で、毎月水の購入をするだけ。月約30リットルで4000円だ。ペットボトルでミネラルウオーターを購入するのとでは大差はない。
水道水と比べると富士山の天然水で美味しいというのが最大のメリットだが、リビングに設置したことで、7℃の冷たい水が手を伸ばすとすぐ飲めるというのも大きなメリットだ。これは経験しないとわからないかもしれない。
家内は「また物好きな私の道楽が始まった」と冷たい視線を送っていたが、いまは「美味しい」と言って頻繁に飲んでいる。
但し、コーヒーで試してみたところ、水道水との味の違いは判別できなかった。
特にこれからの夏のシーズンは水分補給が欠かせないので助かる。また、今までは外出先では自販機でペットボトルのお茶を購入していたが、最近はステンレスボトルにウオーターサーバーの水を入れて持ち歩くようになった。氷を入れなくても大丈夫なので手軽だ。
ボタン一つですぐにお湯もでる。ティーバッグで緑茶や紅茶を飲んでいる。80~90℃のお湯だが、熱ければ水を加えれば白湯にもなる。いずれにせよ、キッチンまで行かなくて済むので楽だ。
《わが家の飲水に関する歴史》
1990年頃:まだ浄水器などがない時代に、ある取引先の社長にアルカリイオン整水器を勧められた。簡単に言うと水道水を電気分解して、アルカリイオン水の方を飲むための機械だ。酸性水の方は捨てる仕組みだが、わが家では貯めて置いて風呂に入れた。
当時は整水器自体が世間では全く認知度のない商品で、無名のメーカーで13万円もしたので冒険ではあったが、買って正解だった。もちろん買う前に飲ませてもらったが驚くほど美味しかった。特にウイスキーを水割りにしたり、日本茶を飲むと1ランクの違いがはっきり分かった。購入してしまえば元は水道水なのでランニング費用はかからない。飲水だけでなく、炊飯や料理にも使っていた。やがて老朽化して家を建て替えるときに使用を止めて、新居では水道の浄水蛇口(ろ過器)を設置したので今は使用していない。
現在は整水器の名前で販売されていて3~6万円のようだ。
2020年前後:このころ夏は北海道ニセコに1か月半に亘ってコンドミニアムに滞在する生活を4年ほど続けていた。ニセコでは車で約20分走ると、羊蹄山の伏流水を汲めるスポットが3個所ある。もちろん無料だ。ポリタンクを持って汲みに来る人が大勢いる。
この伏流水は羊蹄山に降った雨が約100年かかって地下でろ過されて湧き出すミネラル豊富な冷たい水である。安全で美味しい。これを週1回の頻度で汲みに行っていた。
以上でみたとおり、わが家では飲み水に拘ってきた経緯がある。そんな背景が今回のウオーターサーバー導入に繋がったのかもしれない。
整水器の導入も検討したが、整水器は設置場所がキッチンになってしまう。やはり、リビングで手軽にしかも冷たい水が飲める便利さは貴重だと考えたが、正解だった。
最後に:美味しい水と言ったが、正確には無味無臭無刺激であり、美味しい味がするわけではない。比較対象の水道水の方が美味しくないからだ。東京の水道水は昔に比べると相当良くなったが、それでもわずかな雑味がある。特にしばらく放置して比べると差がよくわかる。
昔は自販機やコンビニでペットボトルのお茶を有料で買う人がいるのが不思議だったが、今は水までも買う人が沢山いる時代になった。
(注)コーヒーメーカーや冷蔵庫の製氷用の水など、数日間放置する水は殺菌能力のある水道水を使う必要があるので要注意だ。
《ご参考までに》
今回購入(契約)したのはジャパネット。サイトは以下のとおり。
ウオーターサーバーのメリット、デメリットを生成AIに聞いてみた。
お勧めのウオーターサーバー(各社製品の比較評価サイト)